ランサムウェア(Ransomware)について

概要

ランサムウェアRansomware、中国語「勒索软件」)についてのメモ書き。

仕組み

一般の攻撃者グループの分業体制。

  • ランサムウエアの入手
    運営クラウドサービス「RaaS(Ransomware as a Service)」が用意。
    被害者から得た身代金(みのしろきん)の10%〜30%。
  • アフィリエイト
    RaaSを利用して企業や組織に侵入してランサムウエアをまいたりデータを盗んだりする人。
    残りの身代金。

f:id:lgx:20210918131244p:plain (引用:https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00676/090100087/

関連用語

  • ransom(ランサム)
    身代金、中国語「赎金」
  • ランサムウェアの種類
    • 暗号化ランサムウェア
      • AIDS Trojan(1989年、最初のランサムウェア、攻撃に共通鍵暗号を使用)
      • RSA公開鍵暗号を使用
        • Gpcode、TROJ.RANSOM.A、Archiveus、Krotten、Cryzip、MayArchive、Gpcode.AG
        • Gpcode.AK、SynoLocker、KRSWLocker、CryptoLocker 、TorrentLocker、Cryptowall
        • KeRanger(2016年3月、macOS上最初のマルウェアかつランサムウェア
          • ファイルを暗号化
          • ファイルを復号するためにビットコインを要求
          • 実行ファイルは、リッチテキストファイル(.rtf)に偽装した .dmg 中にある
          • マルウェアは3日間休眠した後、ファイルを暗号化し始める
          • ファイルの復号方法を指示するテキスト文書を加える
        • WannaCry
          2017年5月13日の出現、世界中で猛威をふるった新種のランサムウェア亜種。感染すると、Windows PCやサーバにあるファイルが暗号化され、開けなくなる。
        • GoldenEye、DarkSide、REvil
    • 非暗号化ランサムウェア
      • WinLockなど
  • 二重恐喝(Double-Extortion Ransomware Attack)
    暗号化と共に情報の公開も恐喝する手法。
  • ランサムノート ランサムウエアの脅迫画面。